夢であってほしいと願った娘の交通事故
夏のこの時期になると11年経ったいまでも決して忘れることのできないこの出来事を思い出します。
当時、小学生の子供たちが夏休みに入って間もない頃のことでした。
私は長男の野球の遠征試合の付き添いのため、家から2時間くらいのところに早朝から出かけていました。
1試合目が終わり、2試合目は車でまた1時間ほど移動するということで、私はチームメートのお母さんが運転してくれている車の中にいました。
車に乗ってしばらくすると、眠気が襲ってきて私はつい、うとうとして寝てしまっていました。その時です。
私の携帯電話が鳴り、携帯画面を見ると夫からの電話でした。
私は、少し寝ぼけた状態で電話に出ると、
娘が車にひかれて、これから救急車で○○病院に向かいます、、、との電話でした。
え!!!何が起きたの???
私は混乱し、
あまりに急な出来事過ぎて、事態がよく飲みこめずにいました。
娘は少し意識はあるものの、頭をかなり強打したようでした。そして、頭が痛いと言って泣いていて、夫もかなり動転している様子が電話口の向こうから伝わってきました。
小学生だった娘は、3歳年上のお姉ちゃんと一緒に自転車で習い事に向かう途中でした。
お姉ちゃんよりも10メートルほど先を走っていて、道路を渡ろうとしたときに、年配の男性が運転する車にひかれました。
そして、自転車ごと数メートル先まで飛ばされ、頭部をかなり強く打ったのでした。
私もどうしたらいいのか頭が回らず、この事故の知らせが夢であってほしいと心から願いました。
次回に続きます🦚